Local Knowledge
日本人には常識、旅行者は知らないこと
ガイドブックに載らない理由は単純だ。地元にとって当たり前すぎて、説明する必要がないからである。
黙
暗黙のルール
店が明示するルール
店が明示するルール。大声での会話はせず、店内撮影は全面禁止、携帯はマナーモードで通話は店外。飲食物の持ち込みも不可。店員すら物音を控える。
席
暗黙のルール
扉を開けても案内の声はかからない
扉を開けても案内の声はかからない。静かに空席に座れば水とその日のプログラムが運ばれる。接客をしないこと自体が他客への配慮。
前
注文のコツ
1階席はすべて正面の巨大スピーカーを向く
1階席はすべて正面の巨大スピーカーを向く。音を堪能するなら一声かけて2階前列へ。スピーカーは左右で大きさが違い、これは音の解像度を計算した結果という。
演
地元民の時間
毎日15時と19時に定時コンサート
毎日15時と19時に定時コンサート。入店時にプログラムが配られる。それ以外の時間はリクエスト可で、レコードやCDの持ち込みもできる。所蔵盤はSP含め1万枚超という。
創
店の由来
昭和元年創業
昭和元年創業。1945年の東京大空襲で全焼するも、5年後にまったく同じ造りで再建。ライオンのレリーフや柱の装飾は創業者・山寺弥之助が自ら彫ったもの。
どんな場所か
渋谷区は流行の中心に古い喫茶店が踏みとどまる区。メニューの値段が手書きで直してある。上げはしたが、上げたと見せたくなかった跡だ。 クリームソーダの色は写真より実物が濃い。グラスの形も店ごとに違う。 連休は営業が不規則になる。行く前に確認する方が確実だ。 大きな荷物は駅のコインロッカーに預けてくる方がいい。空間に余裕がない。 ここ一軒だけで帰るのは惜しい。半径五百メートル内に同じ密度の場所がまだある。
何を頼むか
地元で愛される理由
メニューが単純で失敗しにくい。何を頼んでも、その店が長くやってきたものだ。 内装を変えなかったことが、結果として最大の差別化になった。新しく作ろうとしても作れない種類の空間だ。