Local Knowledge
日本人には常識、旅行者は知らないこと
ガイドブックに載らない理由は単純だ。地元にとって当たり前すぎて、説明する必要がないからである。
急
地元民の時間
六合目から急に険しくなる — 鎖をつかむ
入口の鳥居から階段が続くが、途中から傾斜が急になり手すり代わりの鎖が現れる。頂上まで5分もかからない高さなのに、靴が滑る人はここで止まる。雨の翌日は溶岩の表面が滑るので避けたほうがいい。
削
店の由来
東側が削られた山だ
今見える姿は原形ではない。大正から昭和初期に第一京浜国道が通り、東側部分が削られた。道路側から見上げると、山が不自然に切れているのが分かる。明治2年に築いて神仏分離で壊され、明治5年に再築した経緯もある。
順
暗黙のルール
境内を先に上がってから富士に登る
神社自体が高台にあり、正面の石段をまず上ることになる。富士塚の入口はその石段の左手に別にある。初めての人は富士塚の入口を通り過ぎて本殿まで行き、引き返してくる。左手の鳥居を先に確かめておけば無駄がない。
どんな場所か
都内で最も高い富士塚。高さ約15m、周囲約100m。明治2年(1869)に北品川宿の品川丸嘉講社の講中三百余人が築き、神仏分離で壊されたものを明治5年に再築した。大正から昭和初期に第一京浜国道が通り、東側が削られて今の姿になった。品川区指定有形民俗文化財。
何を頼むか
地元で愛される理由
江戸時代に富士講が築いた「江戸七富士」の一つに数えられる。実際の富士山の溶岩で山肌を作り、一合目から九合目まで標石が立つ。毎年7月上旬に品川丸嘉講による山開きの神事が行われる。