Local Knowledge
日本人には常識、旅行者は知らないこと
ガイドブックに載らない理由は単純だ。地元にとって当たり前すぎて、説明する必要がないからである。
祭
地元民の時間
登れるのは6月30日と7月1日だけだ
普段は塚そのものに登れず、富士山の山開きに合わせた大祭の二日間だけ登拝が許される。北区の案内では例年9:00〜20:00とされ、登拝は20時まで、祭礼終了は20時30分予定。この二日以外は下から参拝するだけになる。
香
暗黙のルール
線香を焚き上げてから頂上の石祠に礼拝する
ここの参拝には順序がある。富士山に見立てた塚に線香を持って登り、頂上の石祠前にある焚上釜を模したコンクリートの容器に線香を投げ入れて焚き上げる。その後、石祠に向かって礼拝する。こうして初めて富士山に登拝したのと同じ御利益があるとされる。
移
注意
2023年に塚全体が奥へ移設された
前を通る都道460号線の拡張工事のため、2020年4月から塚を奥へ移設する工事が行われ、2023年に完了した。古い写真や案内に出てくる位置と今の位置は違う。2024年の大祭が再整備後の最初の大祭だった。
どんな場所か
高さ約5.8m。江戸中期以来、十条地域の人々が結成した冨士講が祭儀を行ってきた場で、1991年に北区指定有形民俗文化財となった。富士山を模して溶岩が配され、頂上には富士山の神体の分霊を祀る石祠、中腹には小御嶽神社の石祠がある。都道拡張工事のため2020年から奥へ移設する工事が行われ、2023年に完了した。
何を頼むか
地元で愛される理由
23区の富士塚の山開き祭のなかでも露店が多く出る一つ。地元では「お冨士さん」と呼ぶ。塚上では富士山の火口に見立てた容器で線香や護摩木のお焚きあげが行われる。