TOKYO 23
縁切榎(板橋宿)
この場所を撮影した写真です。 Enkiri-enoki (1) 2025-05-03.jpg · Asanagi · CC0
都市探検  ·  No. 240 ここだけ

縁切榎(板橋宿)

縁切榎(板橋宿)  ·  Enkiri Enoki — the Bond-Severing Hackberry

所在区
板橋区
価格帯
無料(絵馬は根付とセットで1,000円)
営業時間
常時開放(絵馬の自動販売機は6:00-21:00)
定休日
なし
行き方
都営三田線 板橋本町駅から徒歩5分
現地情報
  • 絵馬は自動販売機で買う
  • 将軍の花嫁が迂回路を作って避けて通った
  • 木の皮を削らない — 初代・二代はそれで失われた
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Local Knowledge

日本人には常識、旅行者は知らないこと

ガイドブックに載らない理由は単純だ。地元にとって当たり前すぎて、説明する必要がないからである。

暗黙のルール
絵馬は自動販売機で買う

社務所や人のいる窓口ではなく、敷地内に設置された自動販売機で絵馬を売っている。根付とセットで1,000円、販売時間は6時から21時まで。夜遅くに行くと参拝はできても絵馬は買えない。

店の由来
将軍の花嫁が迂回路を作って避けて通った

文久元年(1861)、皇女和宮が14代将軍・徳川家茂に嫁ぐ際、この木の前を通るのは不吉だとして、前もって普請した迂回路を通り板橋本陣に入ったと伝えられる。木を菰で包んで真下を通ったという話もあるが、迂回路を造ってそちらを通ったことが史料で確認されている。

注意
木の皮を削らない — 初代・二代はそれで失われた

かつては木の皮を茶や酒に混ぜて飲むと願いが叶うとされ、参拝者が削って持ち帰った。そのため二代目の木はどんどん小さくなり、今は保存のためコンクリートで固め「御神体です。削らないでください」と表示されている。初代の木は掌に収まるほど小さくなって祠の中に安置されている。

どんな場所か

中山道板橋宿の仲宿商店街の一角にある小さな祠。江戸時代、旗本・近藤家の抱屋敷にあった榎(えのき)と槻(つき)が並んで見えたことから「えん+つき=縁が尽きる」と読まれ、縁切りの場となった。現在の木は三代目で、場所も道の反対側に移っている。

何を頼むか

地元で愛される理由

文久元年(1861)、皇女和宮が14代将軍・徳川家茂に嫁ぐ際、縁起が悪いとしてここを避け、あらかじめ普請した迂回路を通ったと伝えられる。今は「悪縁は切ってくれるが良縁は結んでくれる」場所とされ、全国から参拝者が訪れる。かつては男女の縁だけでなく断酒の祈願も多かった。