観光地ではない商店街の歩き方 — 曜日と時間がすべてだ
同じ通りが日によってまるで別の場所になる。4のつく日、12月末、午後の時間帯。
東京の商店街はいつ行くかでまるで別の場所になる。観光案内にはあまり出ない部分なので、何でもない日に行って「普通の通りだな」と帰ってしまいやすい。
4のつく日だけ別の通りになる
「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる。4・14・24日に露店が並ぶ。
巣鴨地蔵通りは4のつく日(4・14・24日)に縁日が立ち、露店が並んで人が集まる。それ以外の日は静かな商店街だ。
ここで有名なのはとげぬき地蔵である。名は針を飲み込んだ話から来ている。洗い観音は自分の悪いところと同じ場所を洗うのが決まりだ。肩が痛ければ観音の肩を洗う。
赤い下着を売る店に人が集まるのも、この通りの風景である。
12月28〜31日に通りが丸ごと変わる
年末の四日間、まったく別の通りになる。
アメ横は普段も混むが、12月28日から31日までは正月準備の人出で通りそのものの性格が変わる。
値切りにも作法がある。一品ずつ値切らず、まとめて値切る。あれこれ選んでから「全部でいくら」に持っていくのがこの通りのやり方だ。
注意 — 鮮魚店ではカードが使えない。そしてトレーの上に浮かせてある魚があるので、下を確かめるほうがよい。
午後は車が入れない
全国の「○○銀座」の元祖。コロッケを売る店が20軒ほどある。
戸越銀座は全国にある「○○銀座」の元祖だ。1.3kmに及ぶ商店街にコロッケを売る店が20軒ほどあり、歩きながら食べ比べるのがこの通りのやり方である。
午後は車が入れず歩行者天国になる。子ども連れやゆっくり歩きたい場合は午後がよい。
雨の日の逃げ場
560m全区間に屋根がある。
ハッピーロード大山は560m全区間に屋根がある。東京で雨の日に行き先が定まらないとき役に立つ。
全国の市町村と直接契約した直営物産店があり、東京にいながら地方の特産品を買える。
ただし — この通りは今なくなりつつある。都市計画道路の事業でアーケードの一部が撤去される予定だ。見ておきたいなら先延ばしにしないほうがよい。
移動は路面電車で
東京に残る最後の都営路面電車。どこまで乗っても同じ運賃。
巣鴨と北区方面をまとめて回るなら都電荒川線が便利だ。前から乗り、乗るときに払う。どこまで行っても同じ運賃である。
三回以上降りる予定なら一日券が得だ。春は桜、5月と10月は薔薇が沿線に咲く。
まとめ
- 巣鴨 — 4・14・24日に行ってこそ
- アメ横 — 12月28〜31日が頂点。鮮魚店は現金
- 戸越銀座 — 午後が歩行者天国
- 大山 — 雨の日に。そして急いだほうがよい
- 移動 — 都電の一日券
営業時間と行事の日程は変わることがある。訪問前の確認をおすすめする。